
オンライン式のプロセス分析は、センサやプロセス分析機器、サンプリング機器などを測定対象の近くに配置した上で、常に分析および自動サンプリングを実行するものを言います。主に組成(いくつかの成分や要素から、一つのものを組み立てること)をスピーディーに変更する場合や、継続的な監視が必要な場合に使用される方法です。
このオンライン式にはもちろんメリットが存在しますが、一方で注意点もあります。一体どのようなものが挙げられるか、詳しく見ていきましょう。
オンライン式のメリットは、まずインライン式同様「リアルタイムでの測定が可能」なところ。そのため、スムーズかつ効率の良い測定が期待できます。また、オフライン式とは違い人の手を介さないので、その分管理コストを削減可能なのもメリットです。オンライン式のプロセス分析を上手く活かせれば、安定した生産の改善が見込めると言えるでしょう。
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リアルタイム測定する方法について解説
対して、オンライン式のプロセス分析にはデメリットも存在します。まず、自動で測定可能なシステムの導入費用がかかる点です。長期的に見ればコストパフォーマンスが高い可能性もありますが、現時点で生産コストをかける余裕がない場合は活用が難しいのではないでしょうか。
また、オンライン式は人手を介さない分、プロセス分析機器に万が一トラブルがあった時には測定に直接的な影響を及ぼす恐れがあります。そのため、システムにはより高い信頼性が要求されるでしょう。
代表的なオンライン式のプロセス分析機器としては「オンライン質量分析計」が挙げられます。これは導電性液体(塩やアルカリ、酸、腐食性媒体など)の体積流量を測定するために使用されるものです。
質量分析は特に化学元素や化合物の同定に用いられることが多いので、半導体産業や化学プロセス、冶金、発酵、触媒、環境分析、レーザー技術といった分野に関連する事業においての活躍が期待できます。
また、オンライン式のプロセス分析が活用されている業界としては水や廃水の処理業界、食品・飲料業界、石油・ガス関連事業などが挙げられるでしょう。分析装置は目的によっても適したものが変わってくるため、何が必要かを考えた上で検討することが大切です。
このメディアでは、省力化と高い品質管理を叶えるプロセス分析計を目的別にまとめています。
従来の卓上型からインライン計測やオンライン計測に変更するメリットなどを解説。自社の工場やプラント内の各種プロセスに合うプロセス分析計を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

濁度計・色度計・UV計・導電率計・pH分析計といった測定器をラインナップし、各配管やタンク(発酵槽)・リアクタなど製造ラインの様々な箇所に取付可能。

製薬用水における微生物汚染を測定するバイオバーデン装置や、コンバータ無しでセンサ内でデジタル分析を行う独自技術を用いた分析計を提供。

研究開発や環境アセスメント分野に適した製品としてポータブルガス分析計やマルチガス分析計などを提供しているほか、卓上/ハンディ型に特化した水質分析計シリーズを展開。