導電率計は、液体内の電気伝導率を測定する機器です。測定する用途も多様で、様々な分野で導入されています。ここでは、導電率計をお探しの方向けに、製品選びの際に役立つ予備知識についてご紹介しています。
電気伝導率とは、液体中の電気の通りやすさを表した値のことです。液体内に含まれるイオンの量が多くなるほど、電気伝導率の値も大きくなります。電気伝導率を調べる目的は、食品の塩分濃度を調べるためや、海水の濃度や水質の汚濁状況を調査するためなどさまざまです。そのため、導電率計は幅広い用途で使用されています。
イオンには、液体に電気を通しやすくするといった特性があります。導電率計はこのイオンの特性を応用して電気伝導率を測る装置です。まず、導電率計の測定部をサンプルの入った容器内に浸し電圧を印加。液体内に電流を流します。この時に発生した電流値や抵抗値を詳しく調べることで、サンプルの電気伝導率を求めることができます。
ここでは2種類の導電率計についてご紹介します。
接触式導電率計は、電極を直接サンプル内に浸して電気伝導率を計測するタイプの装置です。検出器の構成がシンプルなことから、測定部を小さくできるのがメリット。一方で、電極を直接液体に浸すことから、汚れや腐食に弱いといった特徴もあります。そのため、汚れのつきづらい溶液や純水などの測定に使われることが多いです。
誘電式導電率計は、コイルに交流電流を流した際にサンプル内に発生する誘導電流の強弱から電気伝導率を計測する装置です。耐食性のある素材でコイルが保護されているため、接触式導電率計が使えないような、高濃度の酸性またはアルカリ性溶液などの測定に向いています。一方で、電気伝導率の低い純水のような液体には不向きです。

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導電率計は先に解説した測定方法の違いによる種類の他にも、形状や設置方法などの違いによる種類もあります。携帯式や卓上式タイプの導電率計であれば、数万円で市販されています。ただし、スペックや性能が上がれば、数十万円以上する製品も数多くあります。携帯式や卓上式以外の製品については、見積もりでの対応となるケースが多いようです。
導電率計は、液体の電気の通しやすさ(電気伝導率)を測るための装置です。電気伝導率を調べることで液体の特性を把握できることから、さまざまな分野で活用されています。導電率計には、測定方法による種類があり、形状や設置方法などによっても価格が変わってきます。導入する目的や用途をしっかり見極めた上で、製品を選ぶのがおすすめです。
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このメディアでは、省力化と高い品質管理を叶えるプロセス分析計を目的別にまとめています。
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