
卓上式は「オフライン式」とも呼ばれ、まず分析のためのサンプルを用意した上で、分析機器や関連するセンサなどが設置されている研究所にそれを運んで測定する方法です。
サンプルを人の手によって送るのが大きな特徴で、結果は何らかのメモリー媒体を介して知らされます。オンライン式とは違い、分析機器の出力信号等で直接プロセスが制御されることはありません。
オフライン式は比較的複雑であったり、時間がかかったりする分析に向いていると言われています。例えば少量のサンプルから複数の成分を測定する、といったようなケースです。また、自動で制御されるのではなく人の手を介するため、万が一異常が起こった際にもただちに影響を及ぼすことが少ないのもメリットだと言えるでしょう。
ただし、オフライン式にはデメリットも。まず、サンプルやデータを用意するための手間がかかるという点については、把握しておかなければなりません。また、サンプルを運ぶために人の手を介する必要があるので、オンライン式と比べると人材確保や人件費がかかる傾向もあるでしょう。
さらに、定常監視を行わないことから、仮に不合格品が検出された場合、それがいつから発生し始めたのかを統計データから判断するのが難しい面もあるようです。安定した検査結果を得るためには、しっかりとタイミングを見計らうことが重要と言えます。
オフライン式の分析は、主にインライン、オンライン式の計測器を設置するのが難しい連続した生産ラインにおいて使用されることが多いと言われています。膨大な部品の中で良品と不良品に分類する、というような場合です。
特に生産ラインが複数存在する工場等では、すべての生産ラインに同様の精度の分析計を設けるのが難しいケースもありますから、品質保証のためにあえてオフライン式で検査を実施することも。
このように、プロセス分析計の種類としてはインライン式、オンライン式、オフライン式とそれぞれに特徴が存在しますが、どれが最も優れているとは言えません。状況に応じて使い分けるのが望ましいとされているため、目的に合わせて適した方法を検討しましょう。
このメディアでは、省力化と高い品質管理を叶えるプロセス分析計を目的別にまとめています。
従来の卓上型からインライン計測やオンライン計測に変更するメリットなどを解説。自社の工場やプラント内の各種プロセスに合うプロセス分析計を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

濁度計・色度計・UV計・導電率計・pH分析計といった測定器をラインナップし、各配管やタンク(発酵槽)・リアクタなど製造ラインの様々な箇所に取付可能。

製薬用水における微生物汚染を測定するバイオバーデン装置や、コンバータ無しでセンサ内でデジタル分析を行う独自技術を用いた分析計を提供。

研究開発や環境アセスメント分野に適した製品としてポータブルガス分析計やマルチガス分析計などを提供しているほか、卓上/ハンディ型に特化した水質分析計シリーズを展開。