色度計は、水質調査をする際の測定器として広く使用されています。これから色度計の導入を検討されている方向けに、ここでは色度計の原理や種類などの予備知識をご紹介します。
色度計とは、色の度合いを計測する機器です。色度計には主に2タイプがあります。一つは、河川やプール、上下水道の水質調査で使用される色度計。もう一つは、色の色相や明度、彩度から色を数値化する色度計です。ここでは、前者の目的で使用する色度計について解説していきます。
色度計は、液体中に溶存またはコロイド状で存在している物質の色度合いを、淡黄色~黄褐色の程度で測定します。
測定方式は、「比色法」と「透過光測定法」の2タイプです。比色法は、塩化白金酸カリウムと塩化コバルトを使用し、肉眼で色度を比較測定する方法。一方で、透過光測定法は、吸光光度分析法によって吸光度を測定する方法です。なお、上水試験方法では、後者の測定方式が採用されています。
プロセス分析計として用いられているのが、透過光測定法による連続式色度計測器です。上水で使用する際は、色度が低いため高感度の機器が必要となります。また、光を使うことから液体の濁度に影響を受けやすく、これを解消するため2波長吸光光度法によって補正を行います。この他、製品によって測定精度をあげるための様々な対策が取られています。
ポータブル式色度計測器は、その名の通り小型で持ち運びのできる色度計です。手軽に色度を計測したい場合などに重宝します。測定方式には、「比色法」と「透過光測定法」の2タイプがあります。また、製品によっては、濁度計と一体となったタイプも数多くラインナップされています。

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持ち運びができるポータブルタイプのものや、机上に設置して使用する卓上型のタイプ、インライン、オンラインの色度計など、様々な製品がラインナップされています。
ただし、スペックや性能によって価格帯に開きがあり、卓上型であっても高性能なものは数百万円するものもあります。自社の必要とする性能を見極めて、製品を選ぶのがポイントとなるでしょう。また、卓上型以外の製品については、価格表示が無く見積もりでの対応となります。
色度計の測定原理や機器の種類、価格帯などについてご紹介しました。色度計には、水質などを測定するための環境用機器だけでなく、色相や彩度や明度から色を測定する機器もあります。前者と後者では用途が大きく異なりますので、色度計を選ぶ際は注意が必要です。
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このメディアでは、省力化と高い品質管理を叶えるプロセス分析計を目的別にまとめています。
従来の卓上型からインライン計測やオンライン計測に変更するメリットなどを解説。自社の工場やプラント内の各種プロセスに合うプロセス分析計を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

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製薬用水における微生物汚染を測定するバイオバーデン装置や、コンバータ無しでセンサ内でデジタル分析を行う独自技術を用いた分析計を提供。

研究開発や環境アセスメント分野に適した製品としてポータブルガス分析計やマルチガス分析計などを提供しているほか、卓上/ハンディ型に特化した水質分析計シリーズを展開。