化学工業とは、一般的に化成ソーダやセメント、製油など、化学反応を利用した製品を提供する企業。化粧品やせっけん、合成洗剤、医薬品、農薬などもここに含まれます。化学薬品は一歩間違えればリスクが大きいものでもあるので、安全性も含め繊細な作業が求められます。
成分分析をはじめ、プロセス分析も重要度が高いイメージですが、果たしてどのように活用されているのでしょうか?
化学工業におけるプロセス分析として代表的なのは、濃度測定やフィルターコントロール、熱交換器のリーク検出などが挙げられます。
化学反応における色の変化は、品質の規格にも関わる部分として非常に重要です。成分の濃度についても同様で、特に塩素等に含まれるハロゲン(フッ素や塩素、臭素、ヨウ素、アスタチンの5元素)濃度の測定は製薬や殺虫剤、消毒剤などを製造する工程において重要です。
これは主に製品を洗練させるためのろ過に用いられる工程で、清浄度をコントロールするための「濁度計」が代表例です。フィルターの出口で濁度を測定・調整することで、製品の品質を安定させます。また、混合物の沈殿が起こった際に起こる「相分離(水相が有機相から分離されること)」のモニタリングが搭載された機器も。
高温から低温へ、効率的に熱を移動させる熱交換器。この配管系統の接合部や溶接部のガス漏れなど、異常を察知するためのテストを行うのが「リーク検出」です。産業分野では多くの現場で使用されている機器ゆえに、リーク検出機能の需要も高いと言われています。また、凝縮液や冷却液のモニタリングチェックにより、残渣の検出・測定を効果的に行える面も。
化学工業におけるプロセス分析は、成分測定から適切なろ過の調整、色の測定、凝縮液の水使用量・処理用化学物質の測定(それに伴う廃水コストの低減化)、残渣の検出、相分離のモニタリングなど多岐に渡ります。
自動制御が可能なインライン式のシステムも提供されているので、製品の品質向上や業務効率化に繋がり、早期の投資回収を目指すことができるでしょう。
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化学工業分野では、このようにプロセス分析が様々な面で活用されています。企業によって取り扱う製品は異なるものの、近年では特に不溶性有機物や芳香族化合物、ppmレベルの油などの測定要求が増加しているため、今後も更なるニーズの向上が予想されます。
このメディアでは、省力化と高い品質管理を叶えるプロセス分析計を目的別にまとめています。
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濁度計・色度計・UV計・導電率計・pH分析計といった測定器をラインナップし、各配管やタンク(発酵槽)・リアクタなど製造ラインの様々な箇所に取付可能。

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