食品・飲料業界といえば、人々の生活に密接に関わっていることから、身近な製品も思い浮かびやすいもの。しかし、製品の開発・製造工程では、人体に直接入るものだからこそより安定した品質や安全性が求められます。
プロセス分析に関しても幅広い活用が考えられますが、具体的にはどのような工程が挙げられるのか、詳しく見ていきましょう。
食品・飲食分野におけるプロセス分析としては、以下のようなものが代表的です。
まず、工程中の色の変化や濃度の測定など。食品・飲料分野においては、消費者から見て魅力的な製品を仕上げることが非常に重要です。そのため、色度計等を用いて希釈率や過加熱、不純物の有無、最終製品の外観などを確認することで、製品の品質維持に繋がります。
食品・飲食業界においても幅広く使用されているのが、高温から低温へ熱を効率よく移動させる「熱交換器」。その正常な作動を促すリーク検出は、プロセス分析においても重要な役目を果たします。
また、冷却・加熱用媒体として水が用いられる場合は配管からの漏出も懸念事項ですが、プロセス分析計によっては熱交換器の媒体中に固形物や油包などが混入している場合に、それを検出する機能が搭載されていることも。
油や飲料、調味料などの製造で必須となるのが「ろ過」の工程。プロセス分析では、このろ過器の制御や最適化を追求することもできます。また、乳製品やワイン醸造、果実ジュースなどに見られる「境界」を検出し、相分離アプリケーションを適切に活用することで、品質の向上を見込める面もあるでしょう。
食品・飲料業界におけるプロセス分析の活用例としては、「液体の在槽モニタリング」が挙げられます。これは貯蔵施設における設備を正確に測定することによって、稼働率の向上や貯蔵量の最適化を図るものです。
特に傷みやすい食材を取り扱っている企業の場合は、需要を正確に把握した上で、原材料の配送や生産能力を検討するのに有効です。
食品・飲料業界におけるプロセス分析は、製品の品質維持や向上を目的として幅広い工程で活用されています。近年では人口増加やグローバル化に伴う需要増加が叫ばれており、今後もテクノロジーを活かして更に効率的に生産・提供が可能となるでしょう。
このメディアでは、省力化と高い品質管理を叶えるプロセス分析計を目的別にまとめています。
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濁度計・色度計・UV計・導電率計・pH分析計といった測定器をラインナップし、各配管やタンク(発酵槽)・リアクタなど製造ラインの様々な箇所に取付可能。

製薬用水における微生物汚染を測定するバイオバーデン装置や、コンバータ無しでセンサ内でデジタル分析を行う独自技術を用いた分析計を提供。

研究開発や環境アセスメント分野に適した製品としてポータブルガス分析計やマルチガス分析計などを提供しているほか、卓上/ハンディ型に特化した水質分析計シリーズを展開。