ph計は、製造や化学、環境などさまざまな分野で幅広く使用されている測定器です。ここでは、ph計の導入を検討されている方向けに、ph計の原理や種類など予備知識について詳しく解説しています。
phとは、水溶液のアルカリ性や酸性の度合いを表す値です。ph7.0を中性とし、この数値よりも大きければアルカリ性、小さければ酸性として水溶液の性質を判定します。金属の腐食や、水生生物の生息、農作物や水産物の育成などにも影響を与えることから、ph値は水質汚濁の指標としても広く用いられています。
ph計の中で特に普及しているのが、ガラス電極法による測定方式です。ガラス電極と比較電極との間に生じた電位差で水溶液のpH値を計測します。これは、ph検知器の水溶液が入った薄膜ガラス容器を試料溶液の中に入れた際に、ガラスの薄膜部分に発生する起電力を応用したものです。
この起電力は2つの溶液のpH差に比例することから、起電力を知ることでph値の測定が可能となります。
一般に流通しているph計はガラス電極法の測定方式が採用したものが主流となっていますが、この他にも測定方式がいくつかあります。例えば、比色法、アンチモン電極法、キンヒドロン電極法といった測定方式のものが挙げられます。それぞれに違いがありますので、測定したい試料や測定方法に合わせて選ぶのがおすすめです。
ph計は測定方式の他に、形状や設置するタイプによっても種類が異なります。製造ラインに直接設置して計測を行う「インライン型」や「オンライン型」、河川のそばなど屋外に設置する「定置型」、サンプルを回収して机上で測定する「卓上型」、持ち運びに便利な「携帯型」などがあります。測定方式と合わせて、使用用途に応じて選ぶと良いでしょう。
前述の通り、ph計には測定方式や形状、設置方法によってさまざまな種類があるため、価格も製品の種類によって変わってきます。携帯型や卓上型などの市販品や、製造ラインに組み込むインライン型やオンライン型はカスタマイズ仕様となることもあるため、見積もり対応となるのが一般的です。
アルカリ性や酸性などの水質の状態をチェックするには、ph計が欠かせません。製造ラインに組み込んで水質管理を行うのであれば、インライン型やオンライン型のタイプがおすすめです。サンプル回収して人によるチェックを省くことができますので、業務効率を上げることが可能です。自社のニーズに合わせて、適切なph計を選ぶと良いでしょう。
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このメディアでは、省力化と高い品質管理を叶えるプロセス分析計を目的別にまとめています。
従来の卓上型からインライン計測やオンライン計測に変更するメリットなどを解説。自社の工場やプラント内の各種プロセスに合うプロセス分析計を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

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製薬用水における微生物汚染を測定するバイオバーデン装置や、コンバータ無しでセンサ内でデジタル分析を行う独自技術を用いた分析計を提供。

研究開発や環境アセスメント分野に適した製品としてポータブルガス分析計やマルチガス分析計などを提供しているほか、卓上/ハンディ型に特化した水質分析計シリーズを展開。