「品質管理の効率化や製品のばらつき管理を強化したい」――そんな企業担当者の方へ、用途や測定対象に応じて最適な色度計を導入するための情報をお届けします。液体の透明度管理から、固体表面の色差評価、さらには特定スケールに基づく指標色の測定まで、色度計の用途は多岐にわたります。
このページでは、プロセスへの組み込みが可能なインライン型や、連続モニタリングに適したオンライン型、ラボや現場で活躍する卓上型など、導入形式ごとの特徴もあわせて解説。さらに、導入時に検討すべき製品特性や信頼性に優れた色度計メーカーを厳選してご紹介しています。

| 測定原理 | 単波長 VIS/NIR 透過吸光方式(インライン型) |
|---|---|
| 測定範囲 | 0 – 0.05 ~ 3 CU(光路長・波長により拡張可) |
| 最小検出レベル | 分解能 < ±0.05 % FS |
| 精度・再現性 | 再現性 < ±0.5 % FS、直線性 < ±1 % FS |
| 接液部材質、セル(キュベット)材質/形状 | SUS316Ti(オプション:ハステロイ・Ti)/窓材 Pyrex またはサファイア |
日本カンタム・デザイン
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| 測定原理 | 2 光路 2 波長透過光演算方式(390 nm 色度/660 nm 濁度) |
|---|---|
| 測定範囲 | 色度 0 – 10 度、濁度 0 – 10 mg/L |
| 最小検出レベル | 0.2 度 |
| 精度・再現性 | ±0.5 度 |
| 接液部材質、セル(キュベット)材質/形状 | 標準 100 mm ガラスセル |

| 測定原理 | 比色法(LED 470 nm 透過光) |
|---|---|
| 測定範囲 | 0 – 500 PCU |
| 最小検出レベル | 5 PCU |
| 精度・再現性 | ±10 PCU または ±5 % |
| 接液部材質、セル(キュベット)材質/形状 | 10 mL ガラスセル |

| 測定原理 | 1 光路 2 波長透過光 |
|---|---|
| 測定範囲 | 色度 0 – 10/20/30 度、濁度 0 – 2/4/5/10 度 |
| 最小検出レベル | 0.01 度 |
| 精度・再現性 | 色度 ±3 % FS、濁度 ±2 % FS |
| 接液部材質、セル(キュベット)材質/形状 | ポリウレタン/PP/アクリル/SUS/FPM |

| 測定原理 | 透過光方式 |
|---|---|
| 測定範囲 | 濁度 0 – 20 度、色度 0 – 50 度 |
| 最小検出レベル | 濁度 0.1 度、色度 0.5 度 |
| 精度・再現性 | ±1 % FS |
| 接液部材質、セル(キュベット)材質/形状 | 本体 ABS、PMMA セル(10 mL) |

| 測定原理 | 2 光路 2 波長透過光(LED 390/860 nm) |
|---|---|
| 測定範囲 | 濁度 0.00 – 20.0 度、色度 0.0 – 50.0 度 |
| 最小検出レベル | 0.01 度(9.99 度以下)/0.1 度(10 度以上) |
| 精度・再現性 | 濁度 ±2 % または 0.1 度、色度 ±3 % または 0.2 度 |
| 接液部材質、セル(キュベット)材質/形状 | SUS316L+ポリカーボネート(IP65) |

| 測定原理 | 25°/90° 散乱光 + 吸光 |
|---|---|
| 測定範囲 | 濁度 0 – 1000 EBC(0 – 4000 FTU)、色度 0 – 50 EBC |
| 最小検出レベル | ― |
| 精度・再現性 | ±1 % FS(多点校正) |
| 接液部材質、セル(キュベット)材質/形状 | SS 1.4404、サファイア窓、EPDM O-リング、Varinline 接続 |

| 測定原理 | 白金コバルト吸光光度法(浸漬プローブ) |
|---|---|
| 測定範囲 | 0.0 – 50.0 度 |
| 最小検出レベル | ―(表示分解能 0.1 度) |
| 精度・再現性 | ±0.5 度以内(一定温度) |
| 接液部材質、セル(キュベット)材質/形状 | PVC 専用容器 |

| 測定原理 | 2 波長吸光度差法(390/660 nm、濁度補償) |
|---|---|
| 測定範囲 | 色度 0 – 100 度、濁度 0 – 50 度 |
| 最小検出レベル | 0.01 度(0–10 度レンジ) |
| 精度・再現性 | 色度 ±3 % または ±0.05 度(0–40 度) |
| 接液部材質、セル(キュベット)材質/形状 | 加圧セル+ワイパー(IP65) |

| 測定原理 | モニターダブルビーム UV-VIS 分光光度計 |
|---|---|
| 測定範囲 | 波長 190 – 1100 nm |
| 最小検出レベル | フォトメトリック分解能 0.001 Abs |
| 精度・再現性 | 波長精度 ±0.5 nm、ストレイライト 0.05 % 以下 |
| 接液部材質、セル(キュベット)材質/形状 | 標準 10 mm 石英キュベット |

| 測定原理 | 分光測定法/反射光測定法/透過光測定法/積分球測定法 |
|---|---|
| 測定範囲 | 測定波長 360–740 nm・10 nm間隔 反射率 0–200 %(表示分解能 0.001 %) |
| 表示単位 | |
| 精度・再現性 | 白色 ΔE*ab 0.005以内/分光反射率 0.05 %以内 黒色 ΔE*ab 0.02以内/分光反射率 0.02 %以内 |
| 校正・メンテナンス性 | 白色・黒色タイルによる校正(UV調整・波長チェック機能あり) |

| 測定原理 | 非接触 45°/0° インライン分光測色(デュアルビーム) |
|---|---|
| 測定範囲 | 波長 330–730 nm(1 nm 分光解像度) |
| 表示単位 | CIELAB・ΔE・プロセス濃度(CMYK) など |
| 精度・再現性 | 器差 ΔE*ab ≤ 0.30/繰返し精度 RMS ΔE*ab(白)0.01 |
| 校正・メンテナンス性 | 内蔵自動リファレンスによる 4 週毎キャリブレーション |
サカタインクス

| 測定原理 | イメージング 45°/0° 分光色差計(9バンド LED) |
|---|---|
| 測定範囲 | 可視域 400–700 nm(測定 1.8 s) |
| 表示単位 | CIELAB・ΔE94/ΔE00・合否判定 ほか |
| 精度・再現性 | 繰返し性 0.10 ΔE94(D65/10°) |
| 校正・メンテナンス性 | 内蔵白基準スライダー+再認証アラート |

| 測定原理 | 45°/0° 分光測色(SCI/SCE切替) |
|---|---|
| 測定範囲 | 波長 380–730 nm(5 nm間隔) |
| 表示単位 | CIELAB・XYZ・Yxy・マンセル 等 |
| 精度・再現性 | 繰返し性 ΔE*ab ≤ 0.03/器差 ≤ 0.15 ΔE*ab |
| 校正・メンテナンス性 | 白・黒タイル、UV制御付き簡易校正 |

| 測定原理 | 45°/0° 分光+60°グロス+蛍光測定一体型 |
|---|---|
| 測定範囲 | 400–700 nm(10 nm間隔) |
| 表示単位 | CIELAB・ΔE・GU(光沢)・ΔFl など |
| 精度・再現性 | 繰返し性 ΔE*ab ≤ 0.01/器差 ≤ 0.10 ΔE*ab |
| 校正・メンテナンス性 | 保護付白標準・自動キャリブレーション/状態 LED 表示 |
テツタニ

| 測定原理 | ダブルビーム透過光吸光度法(Pt-Co 色度) |
|---|---|
| 測定範囲 | 0.0–50.0 度(Pt-Co) |
| 表示単位 | 色度[度] |
| 精度・再現性 | 再現性 ±0.5 度以内 |
| 校正・メンテナンス性 | ゼロ:純水/スパン:10 度標準液で簡易校正 |
東京硝子器械

| 測定原理 | 45°/0° 分光+60°グロス+蛍光測定一体型 |
|---|---|
| 測定範囲 | 400–700 nm(10 nm間隔) |
| 表示単位 | CIELAB・ΔE・GU(光沢)・ΔFl など |
| 精度・再現性 | 繰返し性 ΔE*ab ≤ 0.01/器差 ≤ 0.10 ΔE*ab |
| 校正・メンテナンス性 | 保護付白標準・自動キャリブレーション/状態 LED 表示 |
テツタニ

| 測定原理 | デュアルビーム d/8° 積分球反射・透過分光 |
|---|---|
| 測定範囲 | 350–1,050 nm(5 nm間隔) |
| 表示単位 | 分光反射率・透過率/CIELAB/ΔE 等 |
| 精度・再現性 | 器差 ΔE*ab 平均 < 0.09(12色)/最大 < 0.20 繰返し ΔE*ab < 0.03 |
| 校正・メンテナンス性 | 白タイル・ゼロ校正プレート・波長診断フィルター付属 |
倉敷紡績

| 測定原理 | SC-T:積分球 d/8° SC-T45:45°照明・0°受光 |
|---|---|
| 測定範囲 | SC-T:380–780 nm(5 nm) SC-T45:400–700 nm(10 nm) |
| 表示単位 | |
| 精度・再現性 | 安定性:ΔE*ab 標準偏差 0.01以内(白色板連続30回測定) |
| 校正・メンテナンス性 |

| 測定原理 | 分光光度法 |
|---|---|
| 測定範囲 | 波長 380–780 nm(5 nm 間隔出力) |
| 対応カラースケール | 分光反射率・透過率/色差 ΔE・近似色表示 (オプション)ハーゼン色数 (APHA)、ガードナー色数 |
| 校正・メンテナンス性 | 国家標準トレーサブル白・黒タイル校正/器差補正機能 |
| センサーの温度制御、耐久性、防爆構造など | - |
| データの出力と管理 | SDカード保存(測定データ・グラフ画像) |

| 測定原理 | 吸光光度法(インライン) |
|---|---|
| 測定範囲 | 0–3 AU 選択波長:280–760 nm から最大 3 波長(オーダーメイド) |
| 対応カラースケール | EBC/SRM/AU/IU |
| 校正・メンテナンス性 | 長寿命 LED 光源(交換不要) |
| センサーの温度制御、耐久性、防爆構造など | プロセス温度 0–110 ℃(CIP/SIP 121 ℃) 耐圧 10 bar/保護等級 IP65 |
| データの出力と管理 | mPDS 5 変換器+Davis 5 ソフト(統計・トレンドログ) |

| 測定原理 | 比色分析(インライン吸光度) |
|---|---|
| 測定範囲 | 0–2.5 AU |
| 対応カラースケール | AU(吸光度) |
| 校正・メンテナンス性 | - |
| センサーの温度制御、耐久性、防爆構造など | プロセス温度 0–90 ℃(最大 130 ℃)/耐圧 10 MPa ATEX・FM 防爆/IP65/CIP・SIP 対応 |
| データの出力と管理 | - |

| 測定原理 | - |
|---|---|
| 測定範囲 | 0.5–8.0(0.1 ステップ) |
| 対応カラースケール | - |
| 校正・メンテナンス性 | - |
| センサーの温度制御、耐久性、防爆構造など | 使用温度 –20~+60 ℃(クーリング時 +70 ℃) 耐圧 2 MPa/IP65 |
| データの出力と管理 | アナログ 4–20 mA/RS-485 (Modbus RTU)/LED 表示 |

| 測定原理 | 蛍光光度測定方式 |
|---|---|
| 測定範囲 | 測定波長:380~780nm |
| 対応カラースケール | CIE色座標(x, y, z)、Ra、R1~R15(演色評価数) |
| 校正・メンテナンス性 | - |
| センサーの温度制御、耐久性、防爆構造など | - |
| データの出力と管理 | 出力:蛍光光度グラフ・色度座標USB接続 |

| 測定原理 | フォトメトリック測定 |
|---|---|
| 測定範囲 | 0.1mlx(分解能)~200klx |
| 対応カラースケール | - |
| 校正・メンテナンス性 | - |
| センサーの温度制御、耐久性、防爆構造など | - |
| データの出力と管理 | システム連携可 |
色度計を導入する際、どのメーカーの製品が自分に合っているかを判断するには、いくつかの大事な視点があります。専門知識がなくても理解しやすい形で、ポイントを3つに絞ってご紹介します。
色度計といっても、得意な測定対象はメーカーによって異なります。たとえば、透明な飲料や薬品など「液体の色」に強いメーカーもあれば、プラスチックや紙、塗装面などの「固体表面の色」に特化しているものもあります。
また、石油製品などの色を特定の基準(カラースケール)で測る製品もあります。まずは、自社で「何の色を測るか」を明確にしたうえで、それに強いメーカーを選びましょう。
次に確認すべきは、どれだけ微妙な色の違いを正確に測定できるかという点です。これは「分解能」「再現性」といった言葉で表されます。
例えば、ジュースの色のわずかな濃淡を管理したい場合や、製品ロット間の色の違いを数値で比較したい場合には、精度の高い色度計が必要です。仕様欄に「⊿E*abが0.01以内」などの表記があると、高精度な製品であることがわかります。
測定現場が工場ラインなのか、研究室なのか、あるいは屋外なのかによって、必要な機能も変わります。たとえば、ライン上で自動的に色を測るなら「インライン測定」対応の製品が必要ですし、測定結果をPCに送信したいなら「USB」や「Modbus」などの通信機能も重要です。
測定精度を保つには定期的な校正も欠かせません。校正が簡単にできる製品や、専用の標準液・基準板が付属するタイプだと安心です。
これらのチェックポイントをもとに、自社にとって本当に使いやすく、信頼できる色度計を提供しているメーカーを見極めていきましょう。必要であれば、各社に問い合わせて機能比較するのもおすすめです。
インライン式の色度計は、測定したい箇所(貯蔵タンクや配管、リアクタ等)に直接計器を設置することで、サンプルを回収することなく自動で計測できるのが特徴です。多くの製品がリアルタイムでの測定が可能なため、より緻密で正確な品質管理を行いたい現場に向いています。製品の中には、色度と濁度を同時に測定できるものもあります。
オンライン式は、サンプリング機やセンサ、分析器を測定したい箇所のそばに設置して計測を行うタイプの製品です。設置後は、サンプリング機が自動で試料を抽出し、分析器で計測を行うので、容易にモニタリングできるのが魅力となっています。また、24時間365日監視できるタイプの製品もあり、より正確で緻密な品質管理を行うことも可能です。
卓上式は、机上などに設置して測定を行うタイプの製品です。簡易的に計測が行えるものから、工業用やラボ向けの高性能なものまで、幅広い製品が各社からラインナップされているのが特徴。自社の使用用途やニーズ、測定したい試料などに応じて製品を選ぶことができます。測定や分析を行う頻度が低い現場におすすめです。

濁度計・色度計・UV計・導電率計・pH分析計といった測定器をラインナップし、各配管やタンク(発酵槽)・リアクタなど製造ラインの様々な箇所に取付可能。

製薬用水における微生物汚染を測定するバイオバーデン装置や、コンバータ無しでセンサ内でデジタル分析を行う独自技術を用いた分析計を提供。

研究開発や環境アセスメント分野に適した製品としてポータブルガス分析計やマルチガス分析計などを提供しているほか、卓上/ハンディ型に特化した水質分析計シリーズを展開。