さまざまな分野で広く使われているレオメータ。製品ラインナップが豊富なことから、製品の選定に頭を悩ませている企業ご担当者の方は少なくないでしょう。ここでは、製品選びの際に役立つレオメータの予備知識について詳しくご紹介します。
プラスチックやポリエチレンなど高分子材料の成形加工において、製品の出来上がりに関係してくるのが「粘性」と「弾性」です。高分子材料を加工中に収縮や膨張が起きるのは、物質の粘性や弾性が影響しています。また、温度や時間などによっても変化が生じることから、成形時に高分子材料の粘性や弾性の特性を把握することが重要となります。
粘性や弾性を測定する機器の一つがレオメータと呼ばれる測定器です。円盤状のプレートの間に試料を挟んで固定し、周期的な回転もしくは振動による力を加えた際に生じる変形から粘性や弾性を測定します。レオメータはプラスチックやセラミックといった工業製品以外に、食品や医薬品の分野でも幅広く使用されています。
レオメータには、卓上型や設置型、インライン型、オンライン型など形状や設置方法による種類があります。また、粉体やゴム、食品など特定のサンプルを計測するための専用のレオメータも販売されています。自社で取り扱うサンプルや活用シーンに応じて、レオメータの種類を選定するのがおすすめです。
レオメータと同じように粘性を測定する機器に、粘度計があります。レオメータと粘度計はよく混同されがちですので、違いについても押さえておきましょう。粘度計は、決まった回転数しか設定できない製品が多いです。一方で、レオメータは回転数を自由に設定できるため、物質の粘性をより細かく調べることが可能です。

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前述でも述べた通り、レオメータには形状や設置方法、また取り扱えるサンプルの種類によっても製品が異なります。価格帯は数十万円のものから、高性能のものであれば数百万円するものまで幅広く製品がラインナップされています。卓上型のレオメータ以外は、ほとんど見積もり対応となっているのが一般的です。
レオメータの原理や種類、価格について解説しました。レオメータと一口にいっても、各社からさまざまな製品がラインナップされており、どの製品を選ぶべきか悩みどころです。自社のニーズに応じたレオメータを導入するには、予備知識があると大変役立ちます。ぜひ、今回の記事をお役立て下さい。
このメディアでは、省力化と高い品質管理を叶えるプロセス分析計を目的別にまとめています。
従来の卓上型からインライン計測やオンライン計測に変更するメリットなどを解説。自社の工場やプラント内の各種プロセスに合うプロセス分析計を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

濁度計・色度計・UV計・導電率計・pH分析計といった測定器をラインナップし、各配管やタンク(発酵槽)・リアクタなど製造ラインの様々な箇所に取付可能。

製薬用水における微生物汚染を測定するバイオバーデン装置や、コンバータ無しでセンサ内でデジタル分析を行う独自技術を用いた分析計を提供。

研究開発や環境アセスメント分野に適した製品としてポータブルガス分析計やマルチガス分析計などを提供しているほか、卓上/ハンディ型に特化した水質分析計シリーズを展開。