濃度計と一口に言っても、その種類が豊富なことから、製品選びに苦慮されている企業担当者の方は多いのではないでしょうか。ここでは、濃度計の製品選びに役立つ主要メーカーの情報や計測形式の違いについてご紹介しています。
インライン式は、継続的に試料をモニタリングして、品質管理を徹底したい現場向けの製品です。工場内の貯蔵タンクや配管など測定したい箇所に直接機器を設置し、検出や分析、記録、監視を自動で行います。多くの製品がリアルタイムでの測定ができる仕様となっていますので、人的コストを削減しながら、より正確な品質管理を行うことができます。
オンライン式は、サンプリング機や測定器を配管や貯蔵タンクのそばに設置し、自動でサンプル抽出と測定を繰り返すタイプの製品です。サンプル回収の手間が省けるので、インライン式と同様コストの削減が期待できます。オンライン式製品の中には、24時間365日モニタリングを実施するタイプのものもあります。
卓上式はその名の通り、机上に機器を設置して測定を行うタイプのものです。常時品質チェックを必要としない現場などに向いています。卓上式は、簡易的な計測用からラボ向けの高性能なものまで、製品ラインナップが豊富。また、前述のインライン式/オンライン式と比べて、イニシャルコストが安価であるのも特徴となっています。
自社に合う濃度計をどのように探したら良いのか分からない。という方に、プロセス分析計で幅広いソリューションを提供するオススメの3社の濁度計の性能を調査し、まとめました。ぜひチェックしてみてください。
[PDF]濃度計オススメ3社の製品比較表を確認する
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濃度計をインライン分析、オンライン分析として採用するのにオススメ3社をこちらで紹介しています。自社に合った分析計選びにぜひ参考にしてください。
※2023年2月10日時点のGoogleで「プロセス分析計」と検索して出てきた会社11社の中から、インラインまたはオンラインの液体分析、ガス分析に対応したプロセス分析計を提供している3社を選定。
日本カンタム・デザイン:検索して調査した中でインラインでの濁度、色度、UV、導電率、PH分析計を提供
HORIBA:検索して調査した中でオンラインでのガス分析計、液体分析計の種類数が最多
横河電機:検索して調査した中で統合生産制御システム(CENTUM VP)を採用
日本カンタム・デザインは、世界的なシェアを誇るSQUID磁気特性測定装置をはじめ、各種研究用機器類の販売を手がけている企業です。同社が取り扱うSensoTech社のインライン式超音波濃度計 LiquiSonic®は液体中の濃度をリアルタイムで計測することができます。この計測は、非接触で行われ、計測対象の液体の化学的な特性に影響を与えることなく、正確な濃度を測定できます。化学・食品・医薬品・石油・エネルギーなどの業界で幅広く使用されており、品質の向上とコスト削減が期待できます。
HORIBAは、1945年創業の分析測定機器の分野では老舗メーカーです。70年以上に渡り培ってきた技術力とノウハウで、自動車をはじめ、環境・品質、医用、エネルギーなど幅広く事業を展開。北海道から九州まで幅広く事業所を構え、開発・製造・販売・メンテナンスまで一気通貫のサービス力が魅力となっています。
横河電機は、国内のみならず世界にも拠点を構えて、グローバルに事業展開している企業です。測定器やエネルギー・サステナビリティ、マテリアルなど様々な分野で、同社の技術力が活用されています。また、「OpreX Transformation」というブランドを立ち上げ、クライアントの課題に対し、包括的なソリューションを提案できるのも同社の特長となっています。
公式HPで監視制御システムと
プロセス分析計の
導入について確認
濃度計は液体や気体の中に含まれている特定の物質について、その濃度を測定する目的で使用されます。産業や研究などの分野・現場においては製品そのものの品質管理をはじめ、環境監視・プロセス制御などといったあらゆる用途で使用されることがあります。具体的な例を挙げると、食品業界において糖度や塩分濃度の測定に使用されるほか、製薬業界においては薬品の成分濃度の確認にも使用されています。さらに水質管理の分野においては河川や湖沼などの汚染レベルをしっかりと監視するために必要不可欠なツールとしても使用されています。
濃度計選びを正しく行い適切に使用することは製品における品質面や安全面を担保するだけでなく、コスト削減や効率向上にも貢献することがあります。一方で市場には多種多様な濃度計が流通しており、それぞれの特徴や用途などに応じて選択することは非常に難しくなっています。濃度計選びを行うためには基本原理や種類について理解し、用途に応じた選択ができるように学んでおきましょう。
ここでは2024年12月13日にGoogle検索で「濃度計 メーカー」と検索し、検索結果画面で50位までに公式HPが表示された全22社を調査しました。
特徴
主にガス・液体中の酸素量を高精度に測定。ジルコニア式、ガルバニ式などの方式があり、食品、製造、環境分野で活用されます。

加圧下での酸素濃度を測定できる装置です。ガス精製システムにインライン接続することで、酸素濃度を常時監視できるようになり、システムの異常検知や保全時期の把握に役立ちます。
また、食品製造工程向けに設計されていて、流路部や摺動部には食品用グレードの潤滑油(NSF H1)を使用し、流路部の樹脂・ゴム材料は食品衛生法に適合しています。さらに、酸素濃度と不活性ガス濃度の表示を切り替えることができ、省スペースなモジュラー構造により、メンテナンスも簡単です。

独自の小型ジルコニアセンサを搭載し、長期間にわたり安定かつ高精度な測定ができる酸素濃度計です。センサと変換器を分離し、変換器を薄型の壁掛け式構造とすることで、省スペースで設置できます。また、真空雰囲気での測定に対応し、サンプリング不要で超高速応答な直挿センサを採用しています。さらに、センサは特殊コーティング加工されていて、高い耐久性を持っています。

1台でppmから%O₂までの広範囲な酸素濃度を監視できる装置です。センサーは、可燃性ガスの影響を受けず、水分を含むガスに強い隔膜型ガルバニ式と、CO₂を含むガスに強く応答速度の速いジルコニア式から選択できます。また、設定した上限値・下限値を条件として、7種類の制御パターンから選択でき、ガス置換制御や装置運転制御などさまざまな制御に応用できます。

ppmレベルの酸素濃度測定用に設計され、プロセスやオンライン機器の高度な検証ができる酸素濃度計です。不活性ガス、炭化水素、ヘリウム、水素ガス、混合ガス、炭酸ガスなどに対応しています一般環境用途の標準仕様と、危険エリア用途の本質安全防爆仕様の2タイプがあります。

ウィンテック株式会社では、さまざまな会社の流量計、濃度計を取り扱っています。東レエンジニアリング株式会社の食品包装用ジルコニア式酸素濃度計は3mlの微量サンプル量を測定でき、サンプリングプローブを測定対象パッケージにさすだけのワンアクションで測定できます。ステンレスカバー、ホワイトパーツで清潔感があるデザインです。
特徴
作業環境や屋内空間のCO₂濃度をモニタリング。空気質管理や安全性確認に有効。

防水構造IP 65(暴噴流型)と耐ショック構造により、厳しい作業環境下でも使用することができます。超小型の二酸化炭素ガス濃度計で、長時間のモニタリングできるように54,000メモリーのデータロガーが内蔵されています。2段階のアラーム設定で作業環境の二酸化炭素濃度がアラーム濃度に達するとアラーム音、フラッシュライト、バイブレーションで知らせます。ISO 9001認定メーカーの検査校正証明書がついています。
特徴
食品、海水、化学溶液などに含まれる塩分(NaCl)濃度を測定。

1~10%の塩分濃度を測定可能で、表示分解能は0.01%、確度は±0.5%です。電池残量が少ないと液晶にお知らせが表示され、データホールド機能やオートパワーオフ機能も搭載。温度補正は自動で0~50℃対応、サンプリング速度は0.4秒/回です。スタンド付きで使いやすく、コンパクトで軽量な設計です。使用温湿度範囲は0~50℃、80%RHです。
特徴
水中や廃液中の油分濃度を把握。環境保全・水質管理に使用。

ワンタッチ操作で油分濃度を簡単に測定できます。溶媒抽出法を使用し、測定レンジは0~200mg/L。カラーグラフィックLCDで視認性も向上し、抽出・測定・排液が自動で行われ、操作がスピードアップ。ゼロ・スパン校正が可能で、データメモリやエラー判別機能も搭載。さらに、USBメモリへのデータ出力や濃度補正機能も完備。外形寸法はH442×W200×D313mm、質量約7kgです。
特徴
空気・水中のオゾン濃度を測定。滅菌、洗浄工程の管理、空気清浄機などに活用。

紫外線吸光光度法を採用し、独自のセル構造により気泡の影響を受けにくく、リアルタイムで高精度な測定ができます。小型軽量設計で設置が容易で、表示器なしでもパソコンから設定・校正でき、操作性にも優れています。さらに、DC4~20mAやRS232Cによる出力、警報接点出力などのインターフェースを持ち、さまざまなシステムと連携できます。

0.01~10.00ppmの高濃度オゾンを測定でき、データロガーや機器と接続可能なRS232C、アナログ出力、リレーコンタクト機能を搭載。温湿度補正機能により安定した測定を実現。ワンタッチでセンサ交換でき、校正データが組み込まれており再校正不要。リレー機能でオゾン濃度管理にも対応。センサーコードは最長25m延長可能で、幅広い測定環境に対応します。サイズは130×160×40mm、重さ約140gです。

オゾンモニタを自立盤に収納した受注生産品で、浄水場や工場排水処理設備などで使用されています。主にオゾン発生器の制御やオゾン漏洩監視に対応し、測定対象は発生オゾン、排オゾン、環境オゾン、漏洩オゾン、溶存オゾンの5種類に分かれます。標準仕様に加え、個別のニーズに合わせて設計・製作が可能です。お客様の要求に柔軟に対応した製品を提供しています。

MODEL1200は、低濃度用のオゾン濃度計です。複写機やLBPの研究開発、空気清浄機の開発、紫外線処理工程のオゾン監視、プラスチック製品のオゾン劣化試験などさまざまな事象に適用できます。反応セル内温度センサー、反応セル内圧力センサーなどが内蔵されていて、測定点数2~6か所、1~99分をチャンネル別に設定できる切り替え時間などが外部オプションも用意されています。

温度や湿度などの環境要因による影響を受けにくい新開発のセンサを搭載したオゾンガスモニタです。コネクタの抜き差しで簡単にセンサ交換ができ、調整は簡単なのでメンテナンス性にも優れています。オゾン濃度はリアルタイムで出力されるので遠隔で濃度が監視できます。
特徴
超音波や赤外線方式で、液体中の特定成分(単一物質)濃度をリアルタイムで測定。

超音波を利用して液中の単成分濃度をリアルタイムで高精度に測定できる装置です。用途に応じて選択できる薬品耐性に優れた発信器を備え、屋外設置もできる変換器や防爆仕様にも対応していて、幅広い用途での使用できます。さらに、定期的な調整や校正もいらず、メンテナンスフリーです。設置も簡単で、リアルタイム出力による工程へのフィードバックも行えます。

測定部とデータ処理部を一体化したコンパクトな設計の濃度計です。操作ボタンの簡略化により、誰でも操作でき、コネクタ類を前面に集約することで、前面からの操作性を向上させています。
また、従来品との互換性も確保されていて、既存のシステムへの導入が容易です。さらに、光の吸収原理を応用した近赤外線透過分光方式を採用し、インラインでの連続測定ができます。
特徴
超音波の音速・減衰量で液体中の密度や濃度を算出。色やpHの影響を受けにくい。

超音波の減衰を利用して、色やpH、電導度に影響されることなく、低濃度から高濃度までの懸濁液の濃度をインラインで連続測定できる装置です。機械的な可動部がなくメンテナンス性に優れ、自己診断機能や簡単なゼロ・スパン校正操作は、保守作業を効率化します。
センサーは設置場所や用途に応じて浸漬型、パイプ型、少量液体用のセル型から選択できます。パイプ型は内面ゴムライニング仕様にも対応しています。さらに、AC85V~264Vのフリー電源に対応していて、幅広い環境で使用できます。

完全密閉設計で高濃度気泡にも信頼性の高い測定が可能です。200℃・MPaまで対応し、追加オプションとして流量やウェット/ドライ検出器が利用できます。デジタルセンサーにより高精度、短応答時間、安定したデータ伝送を実現。音速から液体の濃度や密度を計算し、可動部がないため経年劣化を抑制。ステンレスや特殊合金、プラスチックコーティングなど多様な素材オプションがあります。

第一熱研の超音波式ガス濃度計は2021年4月時点で累計14,000台を売り上げている実績があります。原理的に様々な2種混合ガスの測定ができ、このモデルは小型、軽量で設置が簡単、消耗部品がなく長寿命、低価格などの特徴があります。校正やメンテナンスが長時間不要です。

鍋やタンクの縁に引っ掛けるだけで簡単に設置でき、食品や工業用油剤、洗浄液などの濃度を常時管理できます。約35秒ごとに自動で測定値を更新し、Brix値と温度を交互に表示します。DC24Vの電源入力なので電池交換が不要で、RS-232C端子を介してBrix値を出力できるので、データ通信機能を活用してIoT時代のニーズにも対応しています。

液体中の振動片の粘性抵抗を測定し、粘度と濃度の相関で濃度を算出します。非接触駆動で高精度に微細な変化を検知可能で、-200℃~+600℃と広範な温度範囲に対応。耐熱・耐圧・耐蝕性に優れた設計です。耐衝撃性が高く、メンテナンスフリーで長寿命、外乱にも強い構造など、強みとなる点の多い濃度計です。

タッチスクリーン操作で迅速な測定が可能で、直感的なウィザード設定により、メイクレディ作業を10%短縮します。CMYKやスポットカラーインキの検証に対応し、ワンランク上の印刷管理をサポート。自動カラー認識機能で、作業効率を大幅に向上させます。さらに、パスワード一つで上級モデルへのアップグレードが可能。グローバルサービスとサポートを提供し、技術支援やトレーニングも充実しています。

赤外線散乱光測定方式を採用し、試料水のSS濃度やMLSS濃度を連続的に測定できる装置です。測定範囲は0~30000mg/Lまで対応し、2レンジ・3レンジ仕様を選択可能。赤外線LED光源を使用し、長寿命で外乱光の影響を抑えます。ステンレス製の軽量検出器は汚れが付きにくく、ジェット洗浄機能をオプションで搭載可能。RS-485デジタル信号によるModbus通信にも対応しています。
このメディアでは、省力化と高い品質管理を叶えるプロセス分析計を目的別にまとめています。
従来の卓上型からインライン計測やオンライン計測に変更するメリットなどを解説。自社の工場やプラント内の各種プロセスに合うプロセス分析計を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

濁度計・色度計・UV計・導電率計・pH分析計といった測定器をラインナップし、各配管やタンク(発酵槽)・リアクタなど製造ラインの様々な箇所に取付可能。

製薬用水における微生物汚染を測定するバイオバーデン装置や、コンバータ無しでセンサ内でデジタル分析を行う独自技術を用いた分析計を提供。

研究開発や環境アセスメント分野に適した製品としてポータブルガス分析計やマルチガス分析計などを提供しているほか、卓上/ハンディ型に特化した水質分析計シリーズを展開。